臆病だった私が「毎日が〇〇だ!」と考え方を変えたらHRアワードで最優秀賞受賞!? #OneStory

FCEの仲間たちが語る「One Story」
第4回はFCEパブリッシングの大司奈緒が登場します。
20卒内定者(執筆当時)の竹中がインタビューし、大司さんのOne Storyを綴りました。ぜひご覧ください。

【大司さん紹介】
慶應大学文学部卒業。学生時代から「ものを書く」「伝える」ことが好きで、在学中は雑誌づくりや、イベント運営なども経験。そして現在、FCEパブリッシングで活躍中の大司さん。昨年、FCEトレーニング・カンパニー代表取締役社長の荻野純子著作『xDrive 質問でPDCAは加速する』で初の編集を務めたそう!先月は「7つの習慣読書会」の記念すべき第1回目を開催し、7つの習慣Facebookコミュニティへの登録率は、参加者中なんと84%!大司さんは、内定者である私のインタビューにも丁寧に答えてくださり、話しやすい雰囲気で、本当に優しい方でした…。

サービス開発から出版まで、幅広い分野に携わってきた大司さん。どんなstoryを聴くことができるのか、楽しみですね~!

竹中:FCEに入るきっかけって何だったのですか?

大司:丁度転職活動をしていた時に、友人からFCEの前身の会社を知りました。「すごく忙しい会社だから女性には勧めないよ」と言われたのですが、その時は「自分を基礎から鍛えてくれる会社ならどこでもいい!」と思っていたので、その言葉で更に燃えてしまって(笑)

竹中:負けず嫌い!

大司:そこで受けた集団面接の面接官が、たまたま今のFCEグループの代表である石川さんだったのですが、すごく衝撃的な面接でした。グループディスカッションで意見が分かれて、私は少数派にいました。でも、多数派の方々には聞く耳を持ってもらえず「君の話はあとで聞くから」とまで言われてしまって、私も「結構です!」って反論してしまって(笑)。もう絶対落ちたな~と思いました。

竹中:フィードバックが怖いですね…。

大司:そう。なんだけど、石川さんからのフィードバックで「今の何が良くなかったと思う?」って訊かれて「なんか、“愛”がなかったよね。」って。みんなで「愛!?!?」って驚きました(笑)

竹中:ミュージシャンみたいですね!(笑)

大司:「お互いのことを理解しよう、なぜそう思うか聞いてみようっていう愛が足りなかったね」っておっしゃっていて、確かにそうだなと腑に落ちて。周りに対する関心や興味って、確かに“愛”ですよね。そういえば、前職で尊敬していた上司にも同じ言葉を言われたことがあって、一気にリンクして、「この会社に入りたい!」と思いました。

竹中:確かに、思いやりって愛ですよね…。大司さんがここにいるということは、選考も無事進めたのですね!

大司:はい。最終面接でも前職での成果を話したのだけど、一通り聞き終わった後に「で、本当は何で転職したいの?」ってズバッと言われて。「今言ったこと全部なしにしてください」って言って、ボロボロ泣きながら「このままじゃ自分はダメだから、自分の人生を変えたい」って話して。それでその場で採用合格を貰いました。

竹中:ドラマみたいな面接ですね…!大司さんは、初めからパブリッシングだったわけではないのですか?

大司:はい。初めは7つの習慣の子ども向けのプログラムを作っていて、その後、トレーニング・カンパニーでマーケティングを担当していました。マーケティングになった経緯も面白くて、当時の社長が、「今のこの組織に必要だと思うことは何かありますか」と聞いてきたのです。当時FCEは経営者向けの研修を事業としてやり始めていた時期で、私はパンフレットを作っていました。それを誰に配るにせよ、マーケティングが機能していれば然るべき層に向けて集客もできて、効果的なブランディングもできる。でもマーケティングがないと、目先のテレフォンマーケティングを繰り返すだけの会社になってしまうから、マーケティングが必要だと思います!って張りきって言ったら、「じゃあ大司、マーケね」って言われて、マーケティングを担当することになりました(笑)

竹中:FCEの文化である“期待人事”ですね!

大司:そう。マーケティングにもいろいろな定義があるけれど、私が主に力をいれたのは、セミナーへの導線づくりや集客。そこで取り掛かったのは、今までに名刺交換をさせていただいた方々に、地道にメルマガを送ること。3万人ぐらいの方々に送ったかな。

竹中:すごい人数…。

大司:でもメルマガって普通読まないですよね?どうしたら読んでもらえるのか、気を惹けるかを試行錯誤しまくったな。結果的に高確率で返信を頂けて、当時は今よりもっと無名な会社だったから、1回のセミナーで集客も10人以下が平均だったのだけど、1年間で10倍にすることができました。

竹中:1年で10倍ってすごいですね!!

大司:メルマガ以外にもお客さんとの懇親会を開いたりして、エンゲージメントを高められました。そんな時に、「イノベーターズアクセラレータ―(IA)」の話が出てきました。

竹中:「イノベーターズアクセラレーター」??

大司:そう。『イノベーションのDNA』という本が元になっているeラーニングプログラムがあって、海外からライセンスを持ってきたんです。確かにイノベーションって大事だけど、「イノベーションを起こす」って、漠然としていて何をすればいいのか分からないし、結局一人一人が行動を変えるしかないですよね。IAは“イノベーションを起こすような着想を生み出すための普遍的な行動やスキル”を、具体的な事例を持って教えてくれるものだったのです。
アメリカではすごく人気で、多くの大企業の人が受講しているものだったのだけど、日本ではまだまだ。それを日本でもスタンダードにして、イノベーションが苦手と言われる日本でもイノベーションの文化を当たり前にする。私は「なんて最高なんだろう!」って感動して、絶対にこの仕事、やりたいって思った。そこから、「私だったらこう進める」というこのプロジェクトの企画書を自分で書いたり、提案したりしていくうちに、結果的にプロジェクトマネジメントを任されました。



竹中:とことんやるのですね!初めての経験もあったかと思いますが、やはり苦労もありましたか?

大司:ありました。プロマネと言っても、サービスを作って終わりではなく、それを社内や社外に広げる役割もあったので、どうしたら売れるのかという検証も含めて、マーケティングから営業まで行っていたのですが…。どうも営業に苦手意識があり…。前職でサービスが良くないと売れないってことを痛感していたから。

竹中:でも、IAはすごく良いサービスですよね。商品がいいなら、営業もしやすかったのでは?

大司:それがそうとも行かず…。結論から言うと、失敗してしまいました。私なりの考察ですが、IAは“プロダクトアウト”でした。「作り手がいいと思うものを売る」というやり方を取っていて、イメージが先行して、実際のお客様の顔が見えないままに営業を進めてしまった。「イノベーションを起こしませんか?」というと皆さん「YES」なんですが、商品を買うまでには至らない。本当に必要だったのは、「みんなやりたいと思っているのになぜイノベーションを起こせないのか」を探って、潜在的な迷いやニーズを見つけ出し、それを解消することだったんですよね。

竹中:根深い問題だったのですね…。大司さんにとって、IAはどんな経験でしたか?

大司:“自分にできること”の幅を知ることができた経験でした。私自身すごく臆病で、新しいことを始める前に「できなかったらどうしよう」って足が止まるタイプで。この時は営業も怖かったのだけど、「これは毎日実験だ」と思うようにしました。実は、イノベーションのDNAにもそういう一節があって。でも、そうやって実験だと思って、営業のスクリプトを作ったり、どうですかって売り込んでいったりして、探り探りやっていっていくうちに、そのうち失敗が怖くなくなって、どんどんチャレンジできるようになりましたね。

竹中:自分主体で巻き込みながらお仕事をするようになったのですね。

大司: IAとの出会いがなかったら「自分ってここまでできるんだ!」という自信がこんなに生まれなかったと思うし、このコンテンツに対してものすごく感謝があります。

竹中:IA事業自体が、大司さん自身の自己パラダイムを壊す実験だったのですね!

大司:そうですね。IAは私のパラダイムシフトのきっかけではあったのですが、結局、IAは中止になってしまって…

竹中:それは悔しかったですね。次のチャレンジは…?

大司:そんな時、転機になったのが「オンボーディング」との出会いと「アメリカへの出張」だったのです。

竹中:アメリカにも行っていたのですね!

大司:アメリカでは転職がものすごく一般化していて、自分のキャリアを磨くために転職を繰り返すんですよね。つまり、企業では毎年毎年多くの人が去っては、新しい人を受け入れる。そして、途中入社の人をいかに即戦力化していくかということが企業の生命線。これをオンボーディング(途中合流)というのだけど、そういえば、当時FCEでも「中途入社の社員への教育」が大きな課題としてあって、必要な知識やコミュニケーションが取れないままに一年以内に退職してしまう人が一定数いたのです。
そんな時、当時の上司がアメリカのHRtechの見本市に参加して、海外ではそういう課題を解決するための、オンボーディングサービスがものすごく充実していることを知って。日本でも同様の課題があるんじゃないかという思いから、FCEでオンボーディングサービスの開発が始まりました。

竹中:なるほど。 FCE社内の課題解決のために生まれたサービスだったのですね。

大司:そう。それをお客様に話してみたら、同じような悩みを抱えている会社がたくさんあって。FCEのお客様に多い中小・ベンチャー企業では、社員が増えたときに、事業を立ち上げた人達が教える側に回って教育制度を整えたくても、みなさん忙しくてなかなか手をつけられない、うまく構築できないことが多かったんです。社内とお客様の悩みが重なって、商品化しよう!という流れになり、「スマートボーディング」という、各企業のニーズに合わせて教育プログラムをWEB上で作成できるオンボーディング教育プログラムサービスを開発することになりました。

竹中:大司さんにとっては2度目のサービス開発ですね…!

大司:はい。スマートボーディングを設計するところから、代表と、マティと、勝家さんと一緒にサービスを考えて、いつも3人で集まって四六時中試行錯誤していましたね。
IAの時はプロダクトアウトでしたが、今回は実際に新人研修で困っている企業様の声を聴いたり、トライアルで無料版をつくったりして、お客様の声をなるべく反映できるようにマーケットインを意識しました。開発を進める中で、実際に私自身もアメリカのHRTechに出張で参加させてもらったんです。最先端の考え方や顧客目線での使いやすさが考え抜かれた多くのサービスを見て、やはり良いサービスは徹底して「お客様の視点」から生まれているのだと実感して。自分の視野が一気に広がる、強烈な体験でもあったな。

竹中:確かに実際に使うのはお客様ですから、お客様が欲しいと思うものを作るのはすごく大事ですよね。

大司:そうだね。それでも、どうすれば使いやすくなるのか、お客様に喜んでもらえるのか一生懸命考えて、やっと完成させても「ここが使いづらい」「画面が止まるんだけど」ってご意見がたくさん来て…当時はかなり落ち込みました。それでも「すべて実験だ!」と思って、失敗しても次に生かしながら、未知のものに取り組む姿勢を持ち続けました。自分でパラダイムを変えていけば、新しい環境変化やネガティブなことが起こっても、状況変化のスピードに追い付いていけることを学べましたね!

竹中:IAでの経験が、スマートボーディングに生かされたのですね!

大司:もちろん失敗して落ち込むこともあるし、昔だったらポカーンとしていたと思います(笑)でも長い目で見れば“社会課題を解決するような価値のあるサービスを作ること”がゴールだから、実験を繰り返すしかないって自分で切り替えられるようになったのはIA事業を通して学べたことですね。私自身システムには詳しくなかったから、いろんな本を読み漁ったり、人に話を聞いて勉強したりしたのだけど、でもやっぱり専門スキルの高い人たちには追いつけない部分もあるので、そこは信頼をして任せました。

竹中:その結果、スマートボーディングは上手くいったのでしょうか??

大司:「中途採用者の1年以内離職率が56%から0%に下がった」という声も出てきて、日本の人事部「HRアワード」「プロフェッショナル部門」の最優秀賞受賞を果たすことができました!現在まで、既に300社のお客様に使っていただいています。実は、スマートボーディングは日本初のオンボーディングのサポートサービスなんです。

竹中:最優秀賞…離職率が0%…すごい! FCEが日本のオンボーディングサービスの先駆者だったのですね。

大司:そうなんです。表彰されたことも、これまでやってきたことの区切りがついた感覚があって。スマートボーディングは私にとって、すごく良い経験になりました。そして今さらに、FCEトレーニング・カンパニーでは新しいeラーニングサービスとしてマティを中心に進化しているみたいです。

そして、スマボの商品開発で大成功を収めた大司さんは念願の編集の仕事を任されます。
実は大司さん、以前から編集の仕事がしたいと考えており、事あるごとに「いつかは編集の仕事をしたい」と周りに言いまくっていたそうです。それが功を奏したのか…
FCEパブリッシングの設立と同時に、そのボードメンバーに選ばれたのです!!

竹中:では、今後の目標を教えてください。

大司:『遅くても絶対に5年後、正木さんが持ってきた「7つの習慣」の会社を越えます。5年後、正木さんに「パブリッシングを任した」って言ってもらえるような人になります。FCEパブリッシングの経営者になります。』

竹中:おお~!大宣言ですね!

大司:いやいや、決めるまでは大変でした…(笑) なりたい自分になるために行き詰ってしまったのだけど、石川さんに相談して、今までの自分が“決める”ことから避けていたことに気が付いて。私が今持っているミッションは“自分の人生を生きる人を増やす”なんです。それなのに時々、自分の人生を生きるための選択を、自分ができていないことがあって。このままではダメだと思って、決めました。

竹中:目標を言い切るのって怖いけど、素敵ですね。

大司:でも、決めてみたら怖いんですよこれが(笑)私できないことしかない~~って。去年はできないことがあって悔しい思いもしたけれど、やっぱりできるようになりたいから、毎日筋トレみたいな気持ち(笑)ちょっとずつ痛い思いしないと成長しない、と思いながら頑張っています。

竹中:毎日が筋トレ…!毎日“痛い思い”をしてしまう中で、何がモチベーションになっているのでしょうか?

大司:やはり「価値のあるサービスをつくり、届けること」ですね。私の仕事は人から見るとバラバラに見えるけど、一貫して“社会課題を解決するような価値のあるサービスを作ること”で、いいサービスが売れる状態になって世の中がより良くなるということが、私にとってすべてなんです。だから商品開発をやりたいと思ったし、マーケティングも然るべき人達に本当にいいものを届ける仕事だから、全部繋がっている感覚があって。自分にとって価値があると思えるサービスがしっかり社会に届けられて、売れて、広がるというのは、私にとってものすごい喜びなんです。

竹中:2020年は『7つの習慣』がアマゾンで完売するほど大好評でしたが、「必要なものが必要な場所に届くこと」って当然じゃないし凄いことですよね。

大司:私は『7つの習慣』にもまだ伸びしろがあると思っています。友達に聞いてもまだ読んでいない人がほとんどで、そこにすら私は届けられてないんだなぁと。私自身にとって、日常的な悩みにも大きな決断にもとても支えになっているものなので、少しでも同じように誰かの役に立てればいいなあ、と思います。だから、いいものをちゃんと広げる。いいものができた、で終わったら意味がないということを、営業の時にすごく感じましたね。

竹中:『7つの習慣』もいいサービスも、使ってこそ価値があるものですものね。最後に…ズバリ大司さんが思う“理想の自分”はなんですか?

大司:「いつも楽しそう」って思われたいです。私の中でよく“生きる勇気”というのだけど、やっぱり「頑張ろう」「楽しもう」と思うきっかけに少しでもなったら嬉しいかな。逆境も、その場ではそう思えなくても結果的に「楽しかったな」って思ったり、毎年最高で在りたいなと強く思います。それで尚且つ、周りの人に“資する自分”で在りたいなと思う。私が楽しくて、それが誰かの役に立っていたら最高だなって。でもその為には自分が一番楽しんでなきゃいけないし、資するに値する人で在りたいと思います。

竹中:大司さん、ありがとうございました!

 

 

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