企業家のツドイ #01
駅員、教員、塾講師…バラバラなキャリアで集まった3人が、同じ志を持つまでの話。
「これまでどんな仕事をしてきたのか」「なぜFCEを選んだのか」──
FCEには、まったく異なるキャリアを歩んできた中途メンバーが数多く在籍しています。
けれど、話を聞いてみると、不思議と似たような価値観を抱いていたり、共通する「挑戦の原体験」があったりする。そんな人たちが集まり、ぶつかり合い、未来に向かっていく姿は、まさに“企業家のツドイ”と呼ぶにふさわしい光景です。
今回集まってもらったのは、エデュケーション事業本部で活躍する中途メンバー3人。
元・駅員から転職した根本さん。中学校と高等学校で合わせて15年教壇に立った梅澤さん。そして、塾講師から教育プロダクトの営業に挑む濵野さん。それぞれの道のりも、入社の理由も、FCEで描く未来も、ぜんぶバラバラ。でも、彼らの話には、共通して“変わる覚悟”と“変われる環境”が詰まっていました。
本シリーズ「企業家のツドイ」では、そんなFCEの中途メンバーたちのリアルな声を届けていきます。
第2回は、「なんでもできる」「なんでも任される」と言われるFCEで、本当に“できること”を見つけていった3人のクロストークです。
なぜFCEという“挑戦のフィールド”に集うのか
—— まずは皆さんの自己紹介と、FCEに入社するまでの経歴について聞かせてください。
根本:私は2022年5月に入社して、今は(学習塾コンサルティングの部署)でスーパーバイザー(SV)として働いています。FCEは3社目で、最初は駅係員をしていました。そこから保険のテレアポ営業を経て、FCEに。けっこう転々としている方かもしれません。
濵野:私も同じく2022年5月入社で、もともとは根本さんと同じSVでした。今は新設のソリューション開発グループで、教育関連商材の営業を担当しています。前職は名古屋の学習塾で、国語の集団授業をしていました。
梅澤:私は少し遅れて2023年1月入社です。今は文教事業部で学校向けのコンサルティング営業をしています。前職は中学校教員で、教職歴はトータルで15年。実家の幼稚園を手伝ったり、家電量販店で働いたりと、けっこう寄り道もしてます!
—— みなさん教育には縁がありつつ、経歴は本当にバラバラですね。FCEに入社するきっかけはなんでしょうか?
根本:私はリファラル採用なんです。前職に出会った当時のFCE社員の方に、「子どものために働きたい」という想いを話したら、「FCE合ってると思う」と紹介してくれて。想いがつながった瞬間でした。
濵野:私は転職エージェント経由で知りました。教育に携わりつつ、もっと広く社会に貢献したいと思っていた時期で。面接で出会った当時人事担当の方・尾上さん・石川さんの話に、直感で「この会社に入ったほうがおもしろい」と感じて決めました。
梅澤:僕もエージェント経由でした。再び教員に戻っていたけれど、働き方や自分の将来像に違和感を持っていて。当時の人事担当の方に「働き方を自分で選べる」と言われて、「それ、理想じゃん!」って(笑)。FCEなら家庭と仕事の両立ができそうだと思えました。
—— 共通しているのは、「この人と働きたい」「この会社なら挑戦できる」と思えた感覚なんですね。
根本:そうですね。面接してくださった方がすごく楽しそうに話していて、「この人たちと働きたい」と思ったのが決め手でした。
横も縦も、距離が近い!「ここが変だよFCE」
—— 入社してみて、「FCEってちょっと変わってるかも?」と思ったことについて、一言で書いてください!
濵野:え~なんだろう…。
梅澤:たくさんあるね(笑)。
では皆さん、一斉に見せてください!
根本:「なんでもできる」
梅澤:「上司との距離が近すぎる」
濵野:「他部署とのコミュニケーションが多い」



根本:一番感じたのは、「なんでもできる」っていう雰囲気ですね。営業はもちろん、RPAツールを使った自動化に挑戦したり、マニュアルを作ったり。やりたいって言えば、「じゃあやってみて!」ってすぐ任せてもらえる。0から1も、1から100も、自分で動かせるのが面白いです。
梅澤:それって裏を返すと、「なんでもやれる」ってことでもあるよね!(笑)
根本:ですね!でも、いい意味で“言い出しっぺが責任もってやる”っていう文化があるから、やりがいがあるんですよねぇ。
—— たしかに、風通しのよさは言われてみるとFCEっぽいかも。
根本:上司に相談してダメでも、「じゃあさらにその上に聞いてみよう」って普通にできる。実際に私も、新人支援の仕組みを改善したいって言ったら、「いいね、やってみよう」で動き出しました。
梅澤:あと、「上司との距離が近すぎる」問題ね(笑)。
濵野:本当にそれ(笑)。
梅澤:尾上さんとか加藤さん(取締役)、藤原さん(事業本部長)と気軽にゴルフ行ったり、プライベートな話もできる関係性がある。雑談の中で、自然と仕事の考え方を学べたりするのがありがたい。
濵野:私は「部署の垣根が薄い」ことかな。ハムカツ(社内プレゼン大会)とか、社内イベントでリレーやバレーに出たり。他部署の人とも自然に関われる機会が多くて、「やりたい」がそのまま実現する感じ。
根本:FCEって本当、プライベートでも遊んでいる人が多いですよね!私はコミュニケーション手当もけっこう活用してて。月1回、違う部署の人とご飯行ける制度なんですけど、それのおかげで「困ったときに誰に聞けばいいか」がすぐわかるようになった。働きやすいですね!
—— 制度があるだけじゃなくて、ちゃんと“人が動いてる”のがいいですね。
梅澤:そうそう。「決まってるからやる」じゃなくて、「やりたいからやる」っていう空気。自由度は高いけど、ちゃんと責任も持つ。FCEらしいバランスだなって思います。
入社して感じた、“自分の変化”
—— FCEで働くようになって、「自分、変わったな」と思うところはありますか?
濵野:私は「インサイドアウト」って言葉がしっくりきます。前職ではうまくいかないことがあると、「環境が悪い」とか「タイミングが悪い」とか、外に理由を求めがちだったんです。でもFCEでは、まず「自分に何ができるか」を自然と考えるようになりました。

—— まさに「7つの習慣®」的な変化ですね。
濵野:そうなんです。今いるソリューション開発グループでは営業を担当してるんですが、全くの未経験からのスタートだったので、わからないことだらけ。でも、その分「自分から動いて情報を取りにいく」「まずやってみる」って行動が当たり前になりました。営業として数字も成果も出るようになってきて、手応えを感じてます。
梅澤:僕は「逆算で考えるようになった」ってところですね。学校って、実はあまり定量的な目標ってないんですよね。「いい授業をする」「生徒が理解できるように話す」みたいな。

濵野:めちゃくちゃわかります。(深く頷く濵野さん)
梅澤:ね。だから「今日はいい授業ができたな〜」って感覚値で満足してしまうんですよね。でもFCEに入社してからは、KGIから逆算してKPIをつくって、どこがボトルネックかを見て、施策を組み立てていく。そういう“ロジカルな思考”を学べたのは大きいです。
—— 実際に数字をつくった経験があるからこそ、説得力がありますね。
梅澤:入社してから数十件以上の契約をとったんですが、その過程で「数字はつくるもの」って感覚に変わりました。今では「いい授業ができた」じゃなくて、「数字で結果を出せたか」をちゃんと見られるようになりましたね。
根本:私は「フォロワーシップ」が強くなったと思います。中途研修のときに、「これまでの常識は一度外に置いて、FCEのOSにアップデートしよう」って言われたんです。それがすごく印象に残っていて、今も「まず素直に吸収しよう」って姿勢を大事にしています。

—— 具体的にはどんな行動が変わりました?
根本:「自分に何が教えられるか」とか、「誰をどうサポートできるか」を常に意識するようになりました。最近では、むしろそれが自分の強みにもなってきている感覚があります。
濵野:私も、相談するときのスタンスが変わりました。「どうすればいいですか?」じゃなくて、「こう思っているんですが、どうでしょうか?」って聞くようになったんです。そうすると、相手も考えやすいし、やりとりがスムーズになるんですよね。
梅澤:あるある(笑)。“丸投げ相談”って、相手の時間も奪うからね。ちゃんと前提を持って聞くのって大事。
根本:あとFCEは、「わからない時に“わかりません”って言っていい」空気があるのがありがたいです。変に取り繕わずに素直でいられるって、働きやすさにつながってるなって思います。
—— それぞれに、FCEだからこその変化がにじみ出てますね。
上司が全力コスプレ?FCE“らしさ”はここに出る!
—— FCEで働く中で、「この人すごいな」「この行動、FCEっぽいな」と感じた場面ってありましたか?
根本:FCEって、どんな相談をしても、必ず「それ、なんでやろうと思ったの?」って背景を確認されるんですよ。これが他と比べて特徴的だと思います。最初はドキッとするんですけど(笑)、今はそれが“FCEらしさ”だなって思ってます。おかげで自分も、行動の前に「なんでやるのか」を考えるようになりました。
—— “なぜやるか”を考えるクセって、意外と他の会社だと身につかないですよね。
梅澤:僕は永田さんの“コーヒーメーカー事件”が忘れられません(笑)。
ある日突然、「家から持ってきた!」って、10階のど真ん中にコーヒーメーカーを設置して、自分で淹れて飲んでるんです。
根本:え、それって許されるんですか?(笑)
梅澤:普通の会社だったら…どうなんでしょうね(笑)。でも、そういう“自由さ”がFCEっぽいんですよね。上の人が率先して自由にやってるから、周りも「提案していいんだ」って思える。空気づくりの上手さというか、自由が許される雰囲気を感じました。
―― その“のびのび感”が、業務上で提案するときのハードルを下げている感じもしますね。

↑写真:永田さんが持ってきたコーヒーメーカー
濵野:うちの上長もすごいですよ。イベントで毎年、本気のコスプレやってくれるんです。寸劇したりダンスしたり、最初は「マジでやるんだ!」って驚きました(笑)。しかもその上長は情報セキュリティの責任者でもあるんですよ。
—— めちゃくちゃギャップありますね(笑)。
濵野:そうなんです。でも、ふざけてるわけじゃなくて、“全力でやる”って姿勢が本当にカッコいい。普段はバシッと仕事してるのに、イベントでは誰よりも砕けてて。そのメリハリがFCEらしいなって。
梅澤:自由って、ルールがないってことじゃなくて、“やってみよう”を歓迎することなんだなって思います。上司の言動ひとつひとつが、その文化を体現してる感じがしますね。
—— なるほど、カルチャーって制度じゃなくて“人がつくってる”んだなって実感できますね。
次なる“クワダテ”は?
—— ではここからは、未来の話を。FCEでどんなことに挑戦していきたいですか?
濵野:私はもう、はっきり決めていて。「 Selfee とわくわく文庫を、学習塾業界No.1のICT教材にする」。それだけです。
根本:言いきりの宣言、いいね!
濵野:研修でつくった“未来宣言”にも、右上にちゃんと書いてあります。もし「そのために決裁権が必要」となったら、役職も上げにいきます。最終的に「濵野に任せてよかった」と言ってもらえたら嬉しいですね。
梅澤:僕は「教員と児童生徒を助ける仕事がしたい」です。まだかたちは明確じゃないけど、そこに本気で向き合っていきたい。
—— 具体的にはどんなイメージですか?
梅澤:たとえば、教員の採用倍率が落ちていたり、不登校の生徒が増えていたり。そういう教育現場の構造的な課題に対して、FCEとしてしっかりメスを入れられるようなプロダクトをつくりたいんです。子どもたちの未来を支える仕事を、自分の手でつくっていくのが目標です。
根本:私はもう少し足元の話で、「新人が一人前になるまでの仕組みを整えたい」と思っています。
—— 現場ならではの視点ですね。
根本:SVって本当に幅広くて、やりがいはあるけど、入ったばかりの人には難しい部分も多い。現場から見ても、今の育成プログラムだけでは足りない部分があると思うんです。
だからこそ、学ぶ内容や導線を整理して、「誰でも再現できる成長ルート」をしっかりつくりたい。それが今の私の目標です。
—— 規模は違えど、3人とも「現場で見た課題」を出発点にしてるのが印象的です。
一緒に働きたい人はどんな人?
—— では最後に、「一緒に働きたい人」ってどんな人ですか?
濵野:私は「本気になれる人」ですね。やりたいことがあって、それに本気で向き合える人。本気の度合いって、行動や思考に顕著に出ると思うんです。本気の度合いだけ共通していれば、失敗してもちゃんと次を考えられれば大丈夫。まず一歩を踏み出せる人と働きたいです。
根本:私は「チャレンジしたい人」。FCEって環境としては本当に整っているからこそ、自分から動けるかどうかが大事なんですよね。やってみないと得意・不得意もわからないし、とりあえず「やってみたい」と思える人と一緒に働きたいです。
梅澤:僕は「“OR”じゃなくて、“AND”で考えられる人」が合うと思います。これは藤原さん(トレーニングカンパニー事業本部長)の受け売りなんですが(笑)。
どちらかを選ぶんじゃなくて、「どっちもやってみたい」って思える人。AをやったらBができない、ではなく、AもやったらBやCもやってみたい、やるためにはどうしたらいいか?というポジティブな視点で考えられる人はFCEにフィットすると思いますし、一緒に働きたいなと思います。

―― みなさん、素敵なお話を本当にありがとうございました!
本気でぶつかる仲間がいれば、仕事はもっと面白くなる。
「やってみたい」を、胸の内にとどめておくのはもったいない。
一緒に、次の挑戦を仕掛けていきましょう!
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