こんにちは、FaCE!編集部です。
今回は、FCEが新たに始めた情報発信「IR note」についてご紹介します。
なぜnoteを選んだのか?どんな想いがあるのか?
そんな裏側について、FCEのIRを統括している取締役兼コーポレート本部長である加藤さんにお話を伺いました!
NoteでIR情報発信を始めた背景
——FCEのこれまでのIR活動について教えてください。
加藤:FCEは2022年10月に東証スタンダード市場へ上場しました。
それ以来、プレスリリースや決算短信などを通じて、IR活動を継続してきました。
ただ、こうした情報はどうしても形式的で、読み手を選んでしまう面もあります。
——なるほど、確かに会社を指名検索して調べる人などに限定されてしまいますよね。
加藤:はい。さらにFCEは、グループ会社ごとにいろんな事業をやっているので、せっかくFCEという名前を認知していただいても「結局どんな会社なの?」と分かりづらく感じられてしまうこともあると思います。
そこで私たちは、もっと“FCEらしく”、もっと“伝わる”かたちで、私たちの事業や考えを発信できないだろうか、と考えたんです。
——FCEのIRチームはXでのアカウントも設立し、積極的に発信をしている印象があります。それも施策の一環でしょうか?
加藤:そうですね。しかし、SNSで情報発信をしていても、どうしても文字数の制限があったり、タイムラインに流れてしまったりで、伝えきれないことも多くありました。
IRのX:https://x.com/fce_ir
また、プレスリリースなどの“公式な文章”だけでは、事業の背景にある想いや考えまで届けるのが難しい場面もありました。
そんな中で見つけたのが、noteという選択肢です。
——noteでの発信はどんなメリットがあるのですか?
加藤:noteは、ブログのように自由に書けて、文章に少し“人となり”や“温度感”も込められる場所。FCEがどういう会社で、どんなことを目指しているのかを、丁寧に、でも堅苦しすぎずに伝えられる。
これは、私たちが探していた発信のかたちに近いと感じました。
noteでどんな情報を発信していくのか
——実際にどんな情報を発信される予定ですか?
加藤:メインとなるのは、四半期ごとの決算内容の解説です。
もちろん、決算短信や説明資料もありますが、それだけでは伝わりにくい「背景」や「考え方」まで含めて、できるだけわかりやすく書いていきます。
「この数字には、こういう意図や動きがあるんです」といった補足や、図を使った解説も予定しています。
——従来の方法であるプレスリリースや決算短信だけでは伝わり切らない“FCEが伝えたいこと”を伝えられるようになったのですね。
加藤:はい。また、決算以外にもテーマごとに気づきや裏話をまとめたり、IR担当としての視点で感じたことを発信したりと、読みものとしても楽しめる内容を目指しています。
少しくだけたトーンで、でもきちんと意味のある情報。なんとなく読んだら、FCEのことがちょっとわかった気がするといった記事を重ねていければと思っています。
IR noteマガジンへの参画について
——その他で工夫している取り組みについて教えてください。
加藤:FCEのnoteは、「IR noteマガジン」という枠組みにも参加しています。
このマガジンは、上場企業がそれぞれの視点でIR情報を発信する場として、note株式会社とユーザベース社(SPEEDAを運営)が共同で立ち上げたものです。
すでに多くの企業が参画しており、それぞれの会社が「自分たちらしいIRのかたち」を模索しながら情報発信を行っています。
FCEもこの取り組みに賛同し、「IR活動をもっとオープンに、わかりやすくしたい」という想いで参加を決めました。
——マガジンに掲載されることでどんないいことがあるのでしょうか?
加藤:IR noteマガジンに掲載されることで、FCEをまだ知らない方にも届けられる可能性が広がります。
また、同じように情報発信している他社の取り組みから学ぶことも多く、社内的にも良い刺激になっています。
今後の展望と読者へのメッセージ
——最後に、FaCE!読者のみなさんへメッセージをお願いいたします。
加藤:Noteを始めたばかりの今は、まだ手探りな部分もあります。
でも、だからこそ「FCEらしいIRのかたち」をこれから一緒につくっていけたらと思っています。
FCEは、事業も文化も少しユニークな会社です。
その分、数字や資料だけでは伝わりにくいこともたくさんあります。
だからこそ、noteでは“人”の視点を交えながら、できるだけ丁寧に、そして正直に書いていくつもりです。
IR情報というと、どうしても「投資家向け」と思われがちですが、FCEに少しでも興味を持ってくださったすべての方に届くような、そんな発信を目指しています。
もし読んで「ちょっと気になるな」と思っていただけたら、
これからの投稿も、ぜひ覗きに来ていただけたらうれしいです。
——加藤さん、ありがとうございました!
IRのX https://x.com/fce_ir
加藤 寛和のX https://x.com/pakurin_cpa
執筆:竹中
アイキャッチ:谷口