#企業家のクワダテ
FCEは“企”業家集団。
企業家とは、業を“起”こすのではなく、業を “企て”ること。
FCEが定義する“企て”は、事業を立ち上げたり新商品を開発したりといった大規模なものだけを指すのではなく、
身近な業務を改善したり、従来の考え方を変えてみて生まれる小さなイノベーションだったり。
「今よりもっと、次をよいものにしていくための取り組み」を“企て”としています。
そこに社歴、年齢、所属は関係ありません。
本企画は、FCEの企業家たちをご紹介します!
今回は、エデュケーション事業本部 学習塾事業部 Global Edtechグループでマーケティングを担当している出丸さんにお話を伺いました!
♦目次♦
1. どこに行っても引っ張りだこの秘密は“期待を超える力”
2. 入社の決め手は価値観の一致。「大事だと思っていたことが全部言語化されていた」
3. いきなり解約の危機…成果を出せば新人もベテランも関係ない!
4.“感謝し報いる“が行動力の鍵
5.次なるクワダテ~宿の女将と発信力強化⁉~
どこに行っても引っ張りだこの秘密は“期待を超える力”
——中途入社2年目で年間功労者表彰式で受賞されたり、チャレンジカップというイベントの司会を務められたり…入社してから大活躍の出丸さん。今はどのような業務を担当されているのですか?
出丸:今はエデュケーション事業本部で提供している全商材のマーケティングを担当しています。主に英語で学ぶプログラミング教材の「Wonder Code」や「CodeCombat」、自立学習システムの「Selfee」などの製品を担当し、各セールスステップの数値改善やモニタリング、戦略策定、提案を行っています。最近ではX発信の選抜メンバーとして、SNSでの発信に注力しており、最近では駐車の投稿がプチバズでした(笑)
ポスト:https://x.com/Marumaru_FCE/status/1867858071730667534
——出丸さんは「任せたい人」というイメージがあります。何かプロジェクトが走り出すときに真っ先に名前が挙がる人。そんな出丸さんが普段から心がけているマイルールはありますか?
出丸:ありがとうございます。頼まれたことにはYESで返す、を心がけていますね。FCEに入社してから、依頼を断ったことないかも(笑)
でも入社したばかりの時、NOと言えない性格に悩んでいた時期もあったんです。そんな時に上司の尾上さんから「NOと言わないことは素晴らしいことだけどNOということも大事。でも覚えていてほしいのは、出丸さんにお願いするのはそれだけみんなが期待しているからだよ」という話を受けました。
それを聞いてから、自分に期待してくれているっていうのは素直にすごく嬉しいなと思って。かえって「期待に応えたい!」という想いが強くなり、さらにNOと言わなくなりましたね(笑)
それ以来は「NOと言わない」「期待値以上の結果を返す」を徹底できるように、仕事の仕方の見直しや時間管理を工夫するようになりました。
——当事者意識の高さも出丸さんのプロフェッショナルたる所以のひとつですね。YESで答えるという姿勢には原体験があるのですか?
出丸:高校時代まで遡るんですが、大学までエスカレーター式の学校だったからかあまり積極的に外へ出ようとする子が少ない環境だったんです。そんな中で私は「留学に行きたい!」って言ったもんだから、英語の先生から私への期待がものすごくて。授業中に「誰かこの問題わかるか?」ってみんなに聞いていくんだけど、最後に必ず先生が「じゃあ出丸ならわかるな!」って私を当てるんですよ(笑)
正直、留学で学ぶ英語と学校で習う英語って全然違うじゃないですか。だから教科書で出てくるような英語って予習しないとわからないような単語がたくさん出てくるんです。
でも「絶対期待には応えたい!」っていう自分に対して負けず嫌いな性分だから、一番時間をかけて勉強して、期待を超えてやろうと頑張っていましたね。
——環境が作り上げてきたのもあるかもしれませんが、期待を超えるために守り続けてきた努力量もものすごいですね。
入社の決め手は価値観の一致。「大事だと思っていたことが全部言語化されていた」
——転職するにあたって就活時の様子や軸を教えてください。
出丸:前職は海外の輸入玩具の販売や、公園の遊具を設置する専門商社で働いていました。一人一人の裁量権が大きいことや社長との距離が近いという環境は自分にあっていたのですが、ステップアップのために転職活動を開始しました。
そんな中で転職エージェントの方から紹介されたのがFCE。
勧められるままにHPを見たとき、FCEが定めるミッションやバリュー発見し「これだ!」と思いました。
画像:FCE Value –大切にしている価値観-
https://recruit.fce-hd.co.jp/about/mission_dna/
出丸:自分が人と付き合う中で「大事やな」とふんわり思っていたことが、全部綺麗に言語化されていたことが衝撃だったんです。見たときに、一つも違和感なく自分の中にスッと入ってくるような価値観を大事にしている、というのは大きな決め手の一つでした。
——大切な価値観が細かく明文化されているのはFCEの特徴のひとつですよね。
出丸:はい。一方で、やっぱり転職活動を進めていくと掲げられた理念やミッションって多くは綺麗事ばかりと感じる経験もあって。いざ面接官の方とお話ししてみても「本当に会社のミッションを理解しているのか?」と思うような対応をされてしまうこともあり、末端まで浸透している会社って少ないのかもしれないなと思っていたんですね。
そんな風に思っていた中でFCEの面接を受けたとき、人事担当の方があまりにも生き生きと会社のことを話されていたのを見て驚いたのを覚えています。その時に「この会社は綺麗事じゃなくて、実際に体現している人が多いのかもな」という印象を持ちました。その後に尾上さん(エデュケーション事業本部長)や石川さん(代表取締役)という順番で面接がありましたが、会う人会う人、FCEのミッション・Valueを自分の言葉で話されていて、筋の通った会社だなと思い入社を決めました。
いきなり解約の危機…成果を出せば新人もベテランも関係ない!
——完璧に見える出丸さんですが、入社してから今までを振り返って“大変だった時期”はありますか?
出丸:はい。入社した直後は学習塾事業部でITTO個別指導学院の校舎運営に関するコンサルティング・サポート業務を行うSVという仕事を担当していました。その矢先、突然担当先の校舎から「解約したい」と申し出があったんです。
その校舎の前任が事業部の元室長で、その方への信頼が厚く、後任が入社直後の新人になったという不安というのが解約の大きな理由でした。
まだ仕事にも慣れていない中での解約の危機にどうしたらいいかわからず、当時の上司である大谷さんに相談しました。一緒に多角的な視点から仮説を立てて、対策を練って、面談設計を作って…「解約する前に、一度お話しさせてください」と頼み込んで、大谷さんと一緒に現地まで行ったんです。
データに基づいて校舎毎に課題をすべて洗い出して徹底的に分析し、対策について記載した資料を持って行って「いつまでにどのくらい営業数値を改善したら契約を継続してもらえますか」と提案して、5カ月ほど猶予をいただくことができました。
営業数値を改善するのに、ベテランも若手も関係ない。データに基づいた提案と、こちら側の本気が相手に伝わったんだと思います。そこからは提案した営業数値改善を達成するために、生徒数増加やクロージング率アップ等、がむしゃらに頑張りました。結果として契約を継続していただくことになりました。
——まさに結果で証明した瞬間ですね。すごいです…。
出丸:もうあの時には戻りたくない!ってくらい毎日必死でしたね…(笑)就任直後に解約してしまうかも、と思うとめちゃくちゃ悔しくて、それが大きな原動力になりました。その姿勢と結果を上司にも評価していただき、その年の功労者表彰式ではザ・スーパーバイザー・オブ・ザ・イヤー(顧客の業績に最も貢献した社員へ贈られる賞)の銀賞をいただくことができました。大谷さんからは「やったね!!」と喜んでいただけたのも嬉しかったです。
“感謝し、報いる“が行動力の鍵
——解約阻止の経験から、出丸さんの中で大きく変わった点はありましたか?
出丸:何より、上司に対する感謝の念がすごく強くあります。「この会社は困ったときにちゃんと助けてくれる会社なんだ」って、会社に対するロイヤリティがぐっと強くなった経験でした。
入社前は「結構体育会系の会社なのかな?」と思っていたんですが、実際は少し違って。挑戦はさせてくれるけど、放任主義ではない。本気で分析して、本気で考えた案に対して理不尽な返事が返ってくることは絶対にない。そのうえで足りていない視点を補ってくれる方が多いと感じます。
——印象的なエピソードはありますか?
出丸:1年目で解約しそうになって真っ先に大谷さんに電話で報告した時、大谷さんから「自分のサポート不足だった。引き継いですぐだったのにごめん。」と言われたんです。大谷さんのせいじゃないのに、部下の責任を引き受けてくれた。そんな言葉をかけてくれる上司ってめちゃくちゃいい人だって思ったし、普通はそんなこと言わないと思います。そんな人に謝らせてしまったっていう悔しさで、初めて仕事で泣いてしまって。
その後もレビューの時間を何度も取っていただいたり、提案の場にも同行してくださって、ものすごくサポート力を感じました。そこからは「何があっても相談すれば何とかなる!」という自信もついたし、お客様の為はもちろん、支えてくださっている上司にも感謝して報いたいと強く思っています。
次なるクワダテ~宿の女将と発信力強化⁉~
——出丸さんが考える「企業家」とはどんな人でしょうか?
出丸:一つは、アンテナ力が強い人。アンテナ力が高い人は、例えば「ここにチャンスがあるかも」とか「あとで必要になるかも」みたいな感度が強い人のことです。そういう人は、同じ話を聞いて、同じ環境にいても気づきが多いと思っています。点と点を結び付けやすいし、それがのちの企ての種になっていくんだと思います。
2つ目は、興味関心に対する欲が強い人。多くの人は、興味関心があることでも「知りたいな」くらいで終わってしまう人が8割から9割くらいだと思っていて。興味関心に対して欲が強い人は「知りたい」の先に「それを広めたい」とか「形にしたい」というところまで欲を持っている人だと思っています。それがきっと最後までやりきる力があるということなのかなと。
——出丸さんはWEBデザインを独学で習得されたり、異動後マーケティングを担当されてからもインプットを続けられていたりとアンテナ力が強い人だという印象があります。
出丸:マーケティングに異動して「どうやったら人の心に刺さるものができるんだろう」を深く考えるようになったんですが、あまりにもこれまで担当していた分野と違ったのでわからないことだらけで。それでも以前からWEBデザインには興味があったし、今の業務にも役立つと思って勉強を始めました。自分がやりたいことや将来的に経験が生きるな、と思えたことも大きかったです。
——出丸さんが一緒に働きたいと思う人はどんな人ですか?
出丸:FCEのみんな(笑)本当にいい人が多いなって思います。そう思うのはやっぱり、長期的に前向きな人が多いからですね。今日明日、一時的に愚痴を言う人が嫌いということではなく、マイナスの感情で終わらずに、自分を自分でコントロールしてプラスに終われる人。そういう人と働いていたら周りもハッピーだし、応援したくなりますね。
――出丸さんの次なるクワダテはなんですか?
出丸:まずは今やっているXの活動をさらに頑張りたいなと思っていて。
私、本当にすごくFCEが好きなので(笑)「FCEってめっちゃいい会社なんです!」って発信したいし、会社としても有名になりたい、させたいと思っています。「いい会社ですね」って言われるのはめちゃくちゃ嬉しいし、それがもっと広がって、多くの人にFCEに入りたいなと思ってほしいですね。それがお世話になった上司である尾上さんや大谷さん、代表である石川さんへの恩返しにもなると思っています。
そして、最終的には昔からの夢なんですが、いつか富士山が見える宿を運営したいと考えています。幼稚園の時から宿屋の女将さんになるのが夢だったので(笑)いつか必ず叶えたいことです。
――素敵な夢ですね!出丸さん、お話ありがとうございました!
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取材・執筆:竹中
アイキャッチデザイン:谷口