はじめまして!喋り出したら止まらない!笑「やるからには何事も全力で!」をモットーに生きてきました24卒内定者(執筆当時)岡本です!
今回はFCEのチャレンジにあふれる成長物語をお伺いするために、株式会社FCE Holdings 取締役であり、株式会社FCE エデュケーション 代表取締役社長の尾上さんに独占インタビューしてきました!!
内定者の私が知らないお話もたくさん伺うことができ、とてもワクワクするインタビューでした!!
【尾上さんご紹介】
株式会社FCE Holdings(現FCE) 取締役
株式会社FCE エデュケーション 代表取締役社長
尾上 幸裕(おのうえ たかひろ)
和歌山県で生まれ、母親の影響により、幼少期から商売の道を歩むことを夢見る。
2002年同志社大学商学部を卒業し、経営者になるという夢を実現するため、「3年で経営者になるための力をつけることができる企業家輩出」の理念を掲げる一部上場経営コンサルティング会社に入社。入社後、営業推進本部にて社会人生活をスタート。フランチャイズの加盟開発に従事し、1年目から同期約100名中トップの成績を収めるほどの優れた実績を創出。優れた成績が認められ、新卒2年目という異例の速さで営業全20チームの最年少リーダーに大抜擢された。
2004年には同社の新事業であった「7つの習慣J®」事業にジョイン。
2011年には「7つの習慣J®」を運営するFCEエデュケーションが親会社からスピンアウトする形で独立する。2014年にはFCEエデュケーション学習事業部の事業部長に33歳で就任、2016年にはFCEエデュケーションの取締役、2018年には37歳で同社の代表取締役社長に、また2019年にはFCE Holdings(現FCE)の取締役に就任。
FCE Holding(現FCE)ってどんな会社??
まずは、私やFCEの歴史についてご紹介させていただく前にFCEとはどんな会社なのかということについて説明しますね。
私たちFCEグループは「チャレンジあふれる未来をつくる」というPurposeのもと、チャレンジを阻むさまざまな社会課題を解決することをコンセプトに事業展開を行っている会社です。
現在、FCEグループは 持株会社のFCE Holdings(現FCE)を中心に、学校や学習塾などの教育部門を担当するFCE エデュケーション、企業の人材育成や組織開発を担当するFCE トレーニング・カンパニー、企業のDX推進を担当するFCE プロセス&テクノロジー、『7つの習慣』などの出版を手掛けるFCE パブリッシング(現FCE)があります。
現在、大きくわけると「Tech」と「人」というキーワードで事業が構成されており、それぞれの強みを掛け合わせることでシナジーを高め、事業を展開しています。
FCEの始まりは〇〇との出会いから…?!
FCEグループの起点となるのは、私が2004年にジョインしたFCE エデュケーションです。このFCE エデュケーションの始まりはとてもユニークで、実は、FCE Holdingsの現代表である石川が『7つの習慣』というビジネス本と出会った事から始まりました。
『7つの習慣』とはもしかすると初めて聞いたという方も多いかもしれませんが、世界で4000万部、国内で250万部も販売されている世界的ベストセラーです。過去の成功者の共通点を調べた著者のスティーブン・R・コヴィー博士が成功者には共通点があることに気づき、その習慣を体系的にまとめたのが本書です。この書籍を愛読書という著名人の方は多く、平均年収1000万円以上のビジネスマン「これまで読んだビジネス書で印象に残ったBest15」※1や「本の要約サイトフライヤー」の年間ランキングで1位に選ばれるほど有名な書籍なんですね。
この書籍に出会った石川がその内容に感銘を受け、この考え方を幼少期から知っていたら人生が大きく変わったかもしれない、子どもたちにこそ伝えたい!という想いを抱いたのがこの事業のスタートです。
しかし、周囲の反応はとても厳しいものだったそうです。周囲からは「理想論だ」「そんなの無理だ」という反対の声ばかりでした…しかし!「無理だと思ってもチャレンジする」のが石川です。(そしてその反骨精神は脈々とFCEにも受け継がれています)
周囲を説得し、会社を説得し、フランクリン・コヴィー社を説得し、そうして2004年、私が入社した一部上場コンサルティング会社の新規事業として誕生したのが「7つの習慣J®」事業でした。当時はゆとり教育の反動で学力が重要視されていて、学習塾が非常に盛んな環境でした。しかし、その学習塾で私たちは学力だけでなく、人間力も学べる環境をつくろうというコンセプトに子どもたち向けに「7つの習慣J®」の展開をスタートしたのです。
当初は学習塾関係者からも驚きの声が多く上がりました。加えて、私たちは教育のプロではなかったし、経験も乏しかったです。それでも、ひたすら挑戦し続けていくうちに、賛同してくれる人々がどんどん増えていき、現在では多くの子どもたちが受け入れてくれるサービスへと成長しました。2024年11月現在、累計29万人の子どもたちが受講してくれるサービスに成長したんです。
しかし、ある不運が起こります。親会社だった一部コンサルティング会社が不運にも民事再生してしまうのです。このタイミングで、私たちはFCE エデュケーションとして独立し、現在のFCE Holdingsへと歩みを始めたのです。
( ※1:「プレジデント誌」 より)
▲2022年10月FCE Holdingsの上場時に
FCEとしての独立、さまざまな新規事業へのチャレンジ
次に成長してきたのがFCE トレーニング・カンパニーです。この部署は、人材育成や企業研修のご支援をする会社です。FCE エデュケーションで培った「難しいことを分かりやすく伝える」や「行動変革を促す」というノウハウが大変ご評価頂き、多くのお客様のご支援をしてきました。これまで4500社もの企業様に研修やコンサルティングなどのサービスを提供しています。特に現在注力しているのは、HRDXの分野で、人材育成のプラットフォーム「Smart Boarding」は多くの企業に導入を頂いています。
しかし、ここでもある課題にぶつかります。この時期からお客様からあるお悩みを多くいただくことになります。それが人手不足です。お客様にはマネジメントや生産性向上研修やコンサルなどを提供してきましたが、研修や効率化の努力だけではなく業務構造を抜本的に見直さなければ対応できないという状況でした。
そうした時にFCE プロセス&テクノロジーで社長をしている永田がこんなビジネスはどうだろうと持ってきたのが現在の主力事業であるRPAです。RPAとは「ロボパットDX」というロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation:RPA)の略でパソコン上の作業をソフトウェアロボットが自動化してくれるというツールです。
ちなみに私と永田とは新卒の同期なんですよ。私が教育分野の責任者をしていて永田がDX分野の責任者をしている、同期同士で切磋琢磨できているのがとても嬉しいですね。
最強ITツール「ロボパットDX」!!成功には秘訣があった!?
現在、「ロボパットDX」は当社の売上シェアの半分を占めます。また導入実績も1192社突破し※2、2023年5月には『最強ITツール』として約7300製品中、第1位※3の称号を頂けるほど、ご好評いただけるサービスへと成長してきました!
成功要因は大きく2つあると思っています。1つ目は大企業向けだったRPAを私たちは「中小企業向け」に展開したことです。以前のRPAは高度な技術力や専門知識が必要で、かつ大規模な初期投資が必要で、中小企業にとっては導入がとても難しいものでした。しかし、本来RPAが必要なのは、人手不足に苦しむ中小企業であるはずです。この需要と共有のアンバランスさに商機があるのではと着眼し、中小企業向けのRPAを開発、価格設定を行ったのです。
そして、2つ目は充実したサポートです。私たちの目的はあくまで「お客様の生産性向上」であり、ツールを提供することが目的ではありません。実際にお客様に活用をしていただいて生産性向上に繋がるまでが私たちのサービスであると考えているため、活用のための様々なサポートを無料でご提供しています!これだけ多くのサポートを無料で提供している企業はFCE プロセス&テクノロジーだけじゃないかなと思います。
( ※2: 2023年9月末時点で契約中の企業・団体数 、※3:「ITreview Best Software in Japan 2023」より)
Purpose:チャレンジあふれる未来をつくる! 私たちの決して変わらない想いとは…
FCEの歴史や事業についてご紹介をしてきましたが、FCEの最大の魅力は『目指す姿に向けて、全ての事業が一貫している』というところだと感じています。すべての事業は、私たちの"想い"(Purpose)である「チャレンジあふれる未来をつくる」ために繋がっています。全ての事業が、「『人』×『Tech』で人的資本の最大化に貢献する」というミッションにもある人的資本の最大化に向けた社会課題を解決する形で生まれてきました。さきほどお話をしている「ロボパットDX」も深刻化する労働人口不足という課題に対峙するものですし、冒頭でお話しした私たちが扱っている「7つの習慣J®」は、子どもたちの主体性・チャレンジ精神が徐々に失われつつあるという社会課題を解決したいという想いから生まれたものです。
また、「Smart Barding」もリモートワークが主流となりワークスタイルが大きく変化する中でこれまで対面で行っていた人材育成に新たなスタンダードを生み出したいと考え、展開してきました。
このように私たちはビジネスを通じて社会課題を解決し、現在だけでなく、未来を切り拓くために必要なことを考え、時代の変化の先取りを行い、これからも新しい事業への挑戦を続けていきます。つまり社会課題によってどんどん事業の形を変えていく。それが私たちFCEの面白みでもあると思います。
新しい風がさらなるチャレンジへの架け橋に!
そんな私たちの目標を常に達成するために、私たちは新しい風を吹かせてくれる新メンバーを常に求めています!泥臭く逆境に立ち向かい、困難を乗り越える強い意志を持つ人です。私は困難を前にした時こそ、次なる成長に向かって前進できるタイミングであると信じているので、目標達成のためにどんな時も強い意思を持って立ち向かえる人だけが次のステージに進むことができると私は考えています。楽な道を選ぶことができる人は多いですが、逆境の中でこそ成長が試されると思います。組織にとっても、そうした人々は重要な存在であり、共に働けることは、組織の強化につながると私は確信しています。
最後にひとつ学生の皆さんへ、私は夢がないことは決して問題ではないと思っています。夢や目標が見つからなくても、「それでも大丈夫!」あなたにとっての夢や目標がいつ見つかるかは分からないんです。ですから、今、あなたの目の前にある目標に全力で取り組み、新しい目標を見つけるために常に進んでいけば良いのです。どんな小さな一歩でも、それが次のステップへのヒントになるかもしれません。自分の道を見つける旅路は、挑戦と発見の連続だと思います。とにかく歩を止めず進み続けてほしいなと思います!!