人事のかついえです。
新型コロナウイルスの影響でドタバタのzoom入社式から早2ヵ月弱が経過しました。
FCEの新卒社員は配属前の4~5月に「現場営業研修」を行うのが例年でした。
しかも「こてこて」の研修がお好みのFCE。
先輩・仲間・お客様に囲まれながら、まずやってみて、悩み、考え、止まることなくまたやってみて、
・目標を追い切ることの楽しさ
・お客様にお金や時間をいただくことの重み
・初月から会社に貢献するような成果を手にする経験・自信
を得られるような研修を目指してきました。
研修というよりは「初仕事」という表現の方が近いかもしれません。
しかし、今年は緊急事態宣言下。
「こてこて」「先輩・仲間・お客様に囲まれる」が不可能な状態。
そのような中、2020版の入社研修はどのような展開をみせたのか!?
ピンチをチャンスに変えるような研修に
FCEグループを見渡した時、コロナ禍だからこそ
お客様に知っていただきたいサービスが複数あります。
これらのサービスについて20卒8名が戦力化することができたら FCEにとって大きなパワーになる。そして20卒にとっても自信になる。
このような考え方から8名の「初仕事」が決まりました。
Robo-pat&Smart Boarding(※)戦隊への道~リモート現場研修~
■概要
『Robo-pat』と『Smart Boarding』について戦力となる人財に急スピードで変身し、
会社そしてお客様のピンチを救い貢献する。
■目的
・強化事業で活躍し、FCEの業績と未来に直接的に貢献するため
・早々に高い目標を追い切り当たり前の水準を高くもつため
・その成果と姿勢をもって先輩社員たちを突き上げるため
■働き方
すべてリモートワーク
(※)
純国産RPAソフト Robo-Pat(ロボパット)|株式会社FCEプロセス&テクノロジー
定額制トレーニングサービス Smart Boarding|株式会社FCEトレーニング・カンパニー
進めながら考えたこと・気づいたこと
「仕事」として任せた
研修となると人事側での設計が肝になってくるわけで、頭を悩ませる部分なのですが…
実は今回はガチガチにカリキュラムを組んだり、学習環境を整備するということはしませんでした。
こちらから提示したのは3点のみ。
①ゴールと納期
②①のために達成すべき項目と達成方法
③社内の連絡ツールとメンター
あとは「初仕事」に応えるために自分たちで業務の洗い出しや設計、教材集め、社内依頼を進めてもらいました。
▼内定者時代に身に着けた「仕事の仕方」の出番です
「仕事」として任せたというのは意図的な部分もありますが、正直、私自身が慌ただしい毎日を送っていた頃だったので、新入社員の仕事力に助けられました。(笑) 来年以降も新入社員たちに大きく任せていこうと思いますっ!
▼新入社員が行った業務の洗い出しと設計(一部)
指示を受けたらまず「タスクブレイクダウン」をするのがFCE的仕事の仕方です!内定期間中に何度も行っていたのでスピーディで感激しました。
「育成期間」と「営業活動期間」を分けた
リモートワークの中でいきなりOJTでの研修をスタートさせるのは難しいと考え「育成期間」を設定しました。
戦力になるための期間で、各サービスの「機能」と「営業活動」の2軸でインプット&実践。
自分たちで先輩から集めた教材や先輩から直接説明を受け理解を深め、営業担当としてデビューできると認めてもらえるまでロープレテストを繰り返しました。
7営業日で2つのサービスの営業活動を全員がスタートさせられる人財になるというのが期待水準だったので新入社員は焦っただろうと思いますが(笑)、
・新入社員にとって(焦るけど)道筋が明確で足を踏み出しやすかった
・いきなりOJTスタイルで進めるよりも現場の教育面の負担を減らすことができた
・リモートワークになれることができた(ツールの利用、コミュニケーション手段)
というメリットがありました。
▼メンター社員とのzoomランチ!
現場側に窓口となるメンターを1名ずつ選出してもらったのもポイントでした。
「業務改善リテラシー」向上に繋がった
今回の研修を通じてロボパットやSmart Boardingの使い手としてのリテラシーが十分に高まったのは副次的な効果でした。
学生は、社会人になるとみんなが「クリエイティブな仕事」「難しい課題を解決する仕事」をやることになるのだろうとワクワクしていますよね。
でも、現実は同じぐらいかそれ以上に定例業務や事務処理など地道な仕事が溢れています。
ロボパットへの理解が深まることで地道な仕事の重要性や派手な仕事の裏側を知ることができました。
また新人の場合は地道な仕事を任される場合も多く、その価値を知らないまま・業務改善する手段を得ないまま、そのような仕事で満ち溢れてしまう毎日にギャップを感じたり、自分の成長を不安視する方も多いのだと思います。
モチベーションダウンや最悪の場合はミスマッチによる退職に繋がる可能性も…
ロボパットはこれらの業務を自分で自動化することができるツールですし、Smart Boardingはネット環境さえあれば学びを深められるツールです。
「自分のやりたい仕事をすること」「自分の目指す成長を遂げること」を環境任せにせず、今任されている仕事の背景を知り、自分の工夫や適切なツールで実現していけるという感覚を得られたことは8名にとって強みになると思います。
▼新入社員からの実際の声
・入社する前はITツールと聞くと理系の限られた人が活用するものだと
思っていたけれど、自分でも使いこなすことができ、
ITってこんなにも人に寄り添うんだ…と実感した
・「こういう作業は自動化できそうだな~」や社内の出来事に対して
「きっと裏側には地道な業務があるんだろうな。
それって既にロボ化されているのかな?」などを考えるようになった
・学生時代のアルバイト先で導入したら育成にかかる時間を削減できたり、
シフトの組み方が最適になりそうだと考えた。
サービス業だったけど事務処理の担当を毎日回す必要があり大変だった…
こういうツールがあれば接客の仕事にもっと時間を割けるようになりそう。
配属後も自分のチームで「これからの働き方・学び方」を推進していき、FCEグループを底上げしてくれると思います!
株式会社FCEプロセス&テクノロジーでは『ロボパットマスター認定プログラム』をリリースしました。https://www.value-press.com/pressrelease/238262
若手社員向けの育成プログラムも始動!
https://www.value-press.com/pressrelease/244166
新入社員の研修に組み込み、一気に業務改善リテラシーを高めるという研修も会社・社員の双方にとってメリットがあるな~と気づきました。
このような形でスタートした「リモート現場研修」。
コロナ禍の中で「いつものようなチャレンジングな現場研修は無理」と諦めそうになりましたが、例年大切にしていたことを叶える研修をスタートすることができました。
目的的に考えること、パラダイムを疑うことの重要性を改めてコロナから学びました。
初めての「リモート現場研修」もそろそろ終盤です。
どのような結果・効果に繋がったのか?はまたの機会にレポさせてください!
実は一筋縄ではいかなかったようです(笑)彼らの初仕事の結果に乞うご期待を★
こちらの記事もおすすめ!